昨日は、紫外線にとは何ぞや?ということで、紫外線について掘り下げてみました。
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Contents
UVケアのその前に、紫外線について知ろう!!
コロナの影響で対応や自粛生活に追われて、気づけば紫外線を気にする季節になっていましたね。 現段階では、あまり外に出ることはないので、そこまで気にしませんが、今後、気になるところではあるので載せておきま ...
紫外線とは?というところから始まり、いつの季節、どの天候で紫外線が強いのか、どの紫外線の種類が危険なのかが分かりましたね。
(今日初めて読む方は、上のリンクをクリック)
今日は、UV-A、UV-Bという2種類の紫外線が肌と髪に与える影響と、SPFとPAについてかいていきます。
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紫外線が肌や髪に与える影響
UV-Aが肌に与える影響
UV-Aは、既に肌に存在するメラニン色素を酸化させ黒くする作用があります。
UV-Aは、肌に対して、急激なダメージにはなりませんが、その積み重ねにより、肌の奥の真皮にまで侵入し、肌のハリや弾力を失わせて光老化を引き起こす原因になります。
症状としては、「シワ」や「たるみ」といった症状がでます。
UV-Bが肌に与える影響
UV-BはUV-Aと比べて、届く紫外線量は少ないのですが、肌への作用はとても強いです。
短時間でも肌が赤くなる日やけによる炎症反応(サンバーン)や、数日後に肌が黒くなる色素沈着反応(サンタン)を引き起こします。
そのため、「炎症」や「シミ」、「そばかす」の原因となります。
また、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるなど、生体への影響が強くでます。
街を歩いていたら、どっちの紫外線もあびてしまうので、分ける意味はあまりないかもしれませんが、どちらもできることなら防ぎたいですね。
ですが、紫外線、全てが悪というわけではありません。
適度な紫外線は、カルシウム代謝に必要なビタミンD3を生成してり、殺菌作用があります。また、皮膚病の治療にも使用されたりもします。(光線治療)
ですので紫外線は防ぎたいですが、必要悪でもあるわけです。
ここまでが肌に与える影響についてです。では、気になる髪にはどのような影響があるのでしょうか?
紫外線が髪に与える影響
実は、紫外線が髪に与える影響は、まだ詳しく解明されきっていないんです・・・・。
このご時世に解明されてないの?と思われるかもしれませんが、ホントなんです。
ですが、 ある程度は髪に与える影響はわかっているので、そこまでを今日は書いていきます。
髪は紫外線の影響により乾燥、強度の低下、表面の粗雑化、色素や光沢の消失などを起こします。
紫外線が毛髪に当たると紫外線は吸収され、髪を構成しているアミノ酸が酸化し別の物質に変化してしまいます。
こうなることで、髪を構成している成分であるケラチンタンパクがダメージします。
さらに、髪のS-S結合と呼ばれる結合が切断され、酸化によってシステイン酸が生成されることでも、ダメージします。
ちなみに、夏になるとプールや海水浴に行くと思いますが、
髪が濡れた状態で紫外線を浴びるとシステイン酸の生成が加速され、さらにダメージが大きくなりますので、濡れたままの状態では、長時間、紫外線を浴びるのはあまりお勧めしませんのでご注意くださいね。
結果的にこのダメージが原因で、紫外線で乾燥しぱさぱさになったり、カラーの色落ちが起きてしまいます。
特に、分かりやすいのが髪の表面ですね。
夏場に、髪をめくった内側の色と表面の色がまったく違う色になっているなんてことありませんか?
これは紫外線の影響によるものなんです。
一説によると紫外線が髪に与える影響は肌の3倍とも5倍とも言われています。
肌に比べて、一番太陽に触れる場所ですから、当然といえば当然ですね。
ですので 実は髪の毛(頭皮)は、肌以上にUVケアが必要なのです。
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肌だけでなく髪にもダメージを与える紫外線を防ぐためにはどうするか?
これに関しては、UVケア商品使ってねっていうのが一番(笑)
一般的に知られている肌に使えるUVケア商品とともに、髪の毛にも使えるUVケア商品もしっかりあります。
そして、髪にも肌にも、両方に使えちゃうなんて一石二鳥な代物もありますよ。
詳しい商品に関しては、サロンにて、1人1人に合わせてご紹介していますのでお問合せくださいね。
いろいろあるので、上げだすと今日の記事におさまりません(笑)
あとは、帽子やサングラスも日差しが強い日には必須ですね。
ところで、みなさんがよく目にするUVケア商品のSPFとPAってどこまでご存じですか?
SPFとPA
SPF
SPFとは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)のことで、UV-Bの防止の効果を表す目安です。
数字が大きいほど紫外線防止効果が高くなります。
この数値の意味ですが、SPF30だと30時間効くという意味ではなく、紫外線が当りだしてから日焼けしてしまうまで、SPF30なら30倍遅らせることができるという意味です。
つまりSPFとは「時間」ではなく防御力(強さ)であると言えます。
例 SPF30×25分=750分 SPF25×25分=625分
(サンバーン(皮膚が赤くなること)を起こす目安⇒色白20分・普通25分・色黒30分とした場合)
UVケア製品が、塗布してから時間とともに効果がうすれることを考慮しても、日常生活の外出であればSPFは20~30前後で十分であることが分かると思います。
PA
PAとは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)のことでUV-Aの防止効果を表す目安です。
+の多さがUV-A防止効果の高さを示します。
PA++++ | 極めて高い効果がある |
---|---|
PA+++ | 非常に効果がある |
PA++ | かなり効果がある |
PA+ | 効果がある |
日常生活での外出であれば、PA++で十分効果が見込めます。
SPFとPAは高ければいいってものでもない
SPFとPAですが、SPF20~30 PA++で十分効果が見込めると書いたのには、理由があります。
それは効果時間のこともそうですが、肌の負担などを考慮したうえでのことなのです。
例えば、一般的にSPF50以上の日焼け止めには、「紫外線吸収剤」という物質によって紫外線を防いでいるますが、「紫外線吸収剤」とは、紫外線を吸収し化学反応を起こし熱エネルギーに変えて放出するものです。
皮膚の上で化学反応をすることになるので肌に負担をかけると言われています。
ですがSPF20~30のものは「紫外線散乱剤」というもので主に紫外線をブロックしています。
紫外線を物理的に跳ね返す物質が皮膚の上で紫外線を反射し拡散してくれているのです。
紫外線散乱剤は、紫外線吸収剤にくらべ肌に与える刺激が少ないそうです。
せっかく紫外線を防いでいるのに、お肌に負担をかけるようなUVケアではもともこもありませんよね。
もちろんSPF50以上が悪いというわけではありませんが、高い数値のものはリゾートなど強い紫外線を受けるときだけに限定したほうが、いいと思います。
まとめ
昨日から、紫外線について 書いてきました。
正しい知識をもってUVケアを行うことが、肌にも髪にも大事です。
少しでも参考にしていただいて、今年の紫外線シーズンを乗り越えていきましょう。