ボブスタイルは相変わらず不動の人気ですが、スリークなスタイルであればあるほど、ちょっとしたはねや、暴れてしまう毛先が気になりますよね?
美容院では、綺麗にブローしてくれたけど、自分でやったらまとまらないし、むしろ余計にはねてしまう。
そんなことありませんか?
before
すこしご無沙汰のお客様で僕がカットするのは久しぶりです。
うわーくせ毛ってほどではないですが、こういうシンプルなスタイルでは毛先がやはり気になりますね。
まとまりが悪いのが見て取れます。
彼女は、後ろ(特にネープからミドルが)なんとなーくうねるくせ毛です。
実は、この毛先、もともとのくせによるものと、カットによって結果、新たに作り出されてしまったはねが混ざっている状態なのです。
こういった癖は、ストレートパーマなどしなくても 綺麗にカットすることで納めることができます。
以前に、「くせ毛の声を聴く」と言いましたが、それを考慮してカットをしていくのです。
ポイントはただ切るだけでなく、カットする際の引っ張り具合でも仕上がりが変わっていきます。
みなさん、 一般的にカットの際って、少し引っ張られる感覚があると思います。
綺麗にシェーピングして、左手で挟んで、シザーでカットする。
この3つの工程のやり方ひとつで、くせは収まりもするし、暴れもするのです。
このときに引っ張らないことが大事なポイントなのです。
なので、僕がカットするときは、頭がほぼ揺れません。
after
綺麗にはねが収まり、スリークなボブスタイルです。
ちなみに彼女のブローの際には ブラシ等は一切使っていません。
手グシで乾かしただけです。
このように、くせ毛の声を聴くことで、カットだけでも綺麗なボブになるのです。
これはボブスタイルだけでないし、ウェーブみたいに、くせが強くでる方でも、基本は同じです。
カットもこだわることが扱いやすいヘアスタイルになります。